江戸診 歯科

新宿区の江戸川橋診療所 歯科です。クリーニング&チェックをモットーに皆様の1番の歯のサポーターとして診療しています。火曜日・木曜日は夜間も診療していて、お仕事帰りも通院可能です。

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電動歯ブラシについて

日頃歯ブラシの動かし方について、「なるべく小刻みに」、「柄を1-2mmくらいの動かし方で」、「毛先が歯の間から出ないくらいで」、「シャカシャカという音がなるべくしないように」、「歯肉をマッサージするように」というような表現で指導しています。が、なかなか難しく、つい力を入れて、大きな音でシャカシャカ・・・・・。うまくできない・よくわからない方には電動歯ブラシをお勧めします。
電動歯ブラシは、いろいろな種類、多くの会社が出しています。まず、替えブラシがしっかりしていて購入しやすいか、確認してください。電池式より充電式が良いと思います。
主な有名メーカーを上げると、外国製はフィリップスのソニッケアー、ブラウンのオーラルB。日本製はパナソニックのドルツ、オムロンのメディクリーン。
特徴的なのはブラウンオーラルBで円形ブラシで歯を1本1本包むように磨きます。1番奥の歯の奥の面や、孤立している歯には非常に良いと思います。
他の3つは、音波振動式で、しっかり振動しているのはフィリップスのソニッケアー。比較的安価な日本製2社という感じです。
歯ブラシは1ヶ月1本が目安ですので、替えブラシのコストや買い易さもよく考えてください。
ちなみに私はいろいろ試したのですが、現在はソニッケアーを使っています。昔は馬の口でも磨くタイプかと思う大きな歯ブラシでしたが、今はミニブラシという替えブラシも出て、全体の大きさも日本製のように細めになりました。3ヶ月はもつとメーカーは書いていますが、日本製よりはもつ程度です。ミニブラシはまとめ買いしてコストダウンしています。最近はソニッケアーの中でも下位機種のヘルシーホワイトをネットで安く(約6800円)、買いました。しっかりした動きはまったく問題ありません。
電動歯ブラシを使う方に、お願いです。研磨剤の入った歯磨き粉は使わないで下さい。歯の根元(歯周ポケットの入り口近く)は歯の質が柔らかいセメント質になります。研磨剤で削れてしみてしまうことがあります。
最近、義理の父が体調を崩し、入院しました。熱発の原因は誤嚥性肺炎でした。足腰が悪くなって歯を磨きに洗面所に立てず、歯磨きできないでいたのです。口の中の不潔から口の中の細菌が肺に落ちて肺炎になってしまったのです。
介護生活の方にも電動歯ブラシはお勧めです。自分の歯を磨くのも大変なのに、他の人の歯を磨くのはかなりきついと思います。せめて歯ブラシが動いてくれれば押し当てるだけですみますので。気をつけなくてはいけないのは、電動歯ブラシの柄を残っている歯に当たらないようにすることです。初めての方など、びっくりと痛いでいやがってしまいます。