根管治療について
根管治療について
神経を抜いて、根っこの治療というのは何をしているのでしょう。
歯の中には、根の先から神経とともに、血管が歯の中に入ってきます。当然、動脈と静脈があります。深い虫歯などで保存できなくなった神経血管をとった場合その空間(死腔)をきれいに人工の材料でつめる必要があります。それは不必要な空間が残されるとそこは細菌の住みやすい場所になります。体力(免疫)が落ちると腫れる原因が残されることになります。
しかし、その神経血管があった空間をきれいにつめるのに困難なことがたくさんあります。
まず、歯の形態ですが、神経の通っていた管は曲がっています、円形だけではなく、楕円だったりなおかつその本数も人によってまた部位によって違います。ひとつの根管も太かったり細かったり、そしてなんと、小枝に分かれていたりするのです。大幹はなんとかきれいにつめようと努力するのですが、小枝は大幹に柔らかいセメント状の材料を入れ、少し硬いゴム状の材料を圧入して、小枝まで入って欲しいなという感じなのです。学問上は、大幹がきちんとつまれば8割方大丈夫と習いましたが・・・。
ミクロの話はわかりません。
あくまでも治す治療ではなく、すいません、保存するための治療です。