歯周病伝言板 vol12
歯の治療を受けて思うこと
この度の歯の治療は2月からで半年余りが過ぎた。受診の発端はお豆腐を食べたとたん、ポロッと歯が1本とれてしまった。
10数年前に治療した歯であったがショックたった。
早速受診したところ、虫歯と歯槽膿漏が進んでいてこれを良くしないと本格的な治療は出来ないと言い渡された。これもまたショックだった。数年前に歯磨きの指導を受け、歯茎がすり切れるほど磨き、完璧と思っていたのだから。ところがテストの結果、肝心な奥歯や歯間磨きが悪かったことがわかった。それから悪戦苦闘し届かない所がないように鏡を見たり、首を曲げ、体を斜めにするなど必死に磨き方を工夫した。
食事がすんだらすぐ磨く、磨いたら食べない。歯磨きが大変だから。
いつのまにか歯磨きは食事と同じ毎日の生活習慣になってしまった。
最近になって、我ながら歯磨きが上達したと思えるようになった。歯並びは一人一人違いがある。指導を受けたことを基本にしながら自分の歯に合わせて磨くことを体得できたのが嬉しい。今や「すき間磨きの達人?」になったと自負している。
もっと早いうちに手当をし、歯磨きを徹底していたらと悔やまれるが仕方がない。
奥歯は「歯一家の大黒柱」である。これを駄目にしてしまったら当然「家」は傾いてしまう。
ていねいに三方を磨き、すき間を磨き、今残っている歯に一生付き合って欲しいと思っている。
気がついてみたら私の行くところどこにでも歯ブラシがある。洗面所はもちろん、台所、テーブル、バックの中、仕事場の引き出しに、いつでもどこでも歯ブラシが目につき、手が届く。
先日、先生から歯茎が引き締まり、色も良くなってきたと伺い、とても嬉しい。
先生や衛生士さんに感謝しつつ、この習慣を持続していきたい。
秋葉和枝