歯周病伝言板 vol.46
はじめて、セツルメント歯科医院の門を潜ったのは7-8年前のことです。数軒の歯科医院に通院していたにもかかわらず思うような治療が得られなくて、思いあまって友人に相談してみたところ、セツルメント医院を紹介して頂きました。当医院では歯石の除去から歯ブラシの使い方など丁寧に御指導して頂きました。以前は10kgのお米を持ち上げる位の力で、力いっぱい、朝・夜磨いていてすぐ腕が疲れてしまったものでした。今振り返ってみてもブラシが隅々までゆき届かないような誤った磨き方をしていた事を反省しています。私は昭和の一けた生まれです(65才)育った頃は戦時中で甘味料どころか食べ物さえ無い時代でした。当時のお八つと言えば、大豆の炒豆、木ノ実(栗)等で甘味物など殆ど口に出来なかった事が幸いしてか、歯は自慢の一つだったのに・・・・50才前頃から歯茎が腫れ始めていたのです。歯腫病(歯周病)に良いからと薬局で勧められて、高価な歯磨き粉も随分買ったものでした。当診療所へ通院してからそれも無駄であったことがわかりました。昨年2月頃から又、当歯科にお世話に成り始めて、以前から動いていた歯を抜歯して残った歯を大切にと吉野先生の御指導のもと、磁石を付けた総入歯形態にして頂きました。私の歯茎が小さく本当に大変の治療でしたのに、吉野先生はじめ歯科技工士の先生、歯科衛生士の方々が熱心に治療して下さったこと、本当に感謝しております。まだまだ御指導して頂いている身なのに口を大きく開けて、入れ歯の上から磨き方を家族に教えている次第です。昔は人生僅か50年、昨今は生命も延びて80数年、残りの人生、数本の歯を大切にしながら頑張って生きていこうと思っています。今後もよろしくお願い致します。
1998.3.3
豊島区巣鴨
伊東よ志み